利用事例

CyberWalker SDKを利用してアプリケーションを開発した例をご紹介します。

1. 敷地選定システム

Earth/Plan(Windows版)をカスタマイズし、敷地選定機能を付加しました。10km×10km程度の地形データと敷地形状を入力し、工事土量が最小となる地点を選定します。選定結果より詳細な切り盛り計算を行い、造成後の地形データに建物データ(AutoCADで作成)を配置し、CyberWalkerに受け渡します。
CyberWalker側では、Earth/Planからの地形データを読み込めるようにカスタマイズし、さらに敷地情報や建物モデルなどの情報を中間ファイルを介して取り込み、起動したら自動でデータ読み込みが行われるようになっています。
鉄塔を配置すると自動で送電線のたわみを計算し、送電線モデルを自動生成します。各種パネルなども、このシステム用にカスタマイズし、専用システムとなっています。
PhotoShopを内部から起動し、デジタルカメラなどから取り込んだ建設現場の写真を背景としてCGモデルとの合成写真を作成することもできます。

敷地選定システム

平成7年度案件
発注元:中部電力株式会社殿
開発:Earth/Plan部分-TIS大阪本社
CyberWalker部分-TIS中部事業部
Top

2. 住宅間取り自動設計システム

住宅の敷地形状、建ぺい率などのほか、家族構成や希望の間取りタイプ(4LDK、5LDKなど)を入力すると、自動で間取りを設計するシステムです。
あらかじめ各部屋の希望の広さ(畳数)や階段下にトイレを配置するか、などの条件を設定することができ、建ぺい率などの一定条件を満たす範囲内でできるだけその希望に合うような間取りを自動設計します。
設計結果から壁やドア、窓などの部材を自動生成し、5分もあれば立体(ワイヤーフレーム)の建物モデルを作成できます。

住宅間取り自動設計システム

メニューから「CG」を選択すると、生成した部材の形状をスクリプト形式でCyberWalkerに受け渡し、壁や床などにテクスチャを張りつけた状態の3次元CGモデルを表示します。

平成8年度案件
企画/開発:グランデータ株式会社殿
Top

3. 設備管理システム

事務所内の情報通信設備の各種属性情報をLotus1-2-3で管理しており、この管理台帳を3次元CG画面から検索し、表示・変更・削除ができるシステムです。

設備管理システム1

事務所の3次元モデルの中に、情報通信設備(パソコンやプリンターなど)のモデルを配置します。その中をウォークスルーしながら、目的の設備をダブルクリックすると、その設備に定義されている端末IDをキーとして、Lotus1-2-3データを検索し、該当レコードの情報をダイアログに表示します。
このダイアログ上でデータを修正すれば、Lotus1-2-3データも更新されます。また、画面上の設備モデルを削除すると、該当するレコードも削除されます。

設備管理システム2

平成8年度案件
発注元:関西電力株式会社京都支店殿
開発:TIS 中部事業部
Top

4. 工業炉解析結果表示システム

ガス工業炉(鋳造などの加熱炉)の営業支援ツールです。
ウィザードによりパターン化された炉の形状タイプや炉のサイズ、火炎やファンの位置/種類/数、炉の解析結果ファイルなどを設定します。
解析結果はWS上でモデリングし、解析システムで炉内の温度分布や流速分布を解析した結果をイメージデータとして取り込みます。

工業炉解析結果表示システム1

さまざまな条件を設定するとその情報はモデルデータへ反映され、CyberWalkerの画面に炉のモデルが表示されます。
解析結果は炉内部に配置され、視点を変更することで、さまざまな方向から眺めてみることができます。

工業炉解析結果表示システム2

平成9年度案件
発注元:東邦ガス株式会社殿
開発:TIS 中部事業部
Top

5. 3Dオフィスデザイナーシリーズ

短時間で簡単にオフィスレイアウトを作成できるソフトです。
平面上でオフィスの部屋の大きさや建具などを設定し、机や備品は配置、電話線やLANなどの配線を含め、総合的にプランニングすることができます。また、作成したレイアウトを3D化し、自由な視点で確認することができます。
(3D化して表示する部分にCyberWalker SDKを使用しています。)

3Dオフィスデザイナーシリーズ1


3Dオフィスデザイナーシリーズ2

平成11年度~現在もバージョンアップ中
企画/開発:メガソフト株式会社殿
3Dオフィスデザイナーシリーズの製品紹介ページへ
Top

6. 宮川プレカットCAD「MP-CAD2000」

木造在来工法住宅に使用する部材の加工支援システムです。
さらに、各種金物工法、パネル工法についても対応済みで、オプション機能として追加が可能です。
間取り入力から部材加工データ作成まで一貫したシステムで、部材自動生成機能も標準装備しています。
視認性向上のために立面での表示・入力、3Dでの表示確認機能も標準装備しています。

宮川プレカットCAD1

宮川プレカットCAD2

宮川プレカットCAD3

宮川プレカットCAD1

平成11年度~
開発:宮川情報テクノ株式会社殿
販売:宮川工機株式会社殿
Top

7. 土地活用計画支援システム(アーキテクプランナー)

営業マンがお客さまの目の前で、お客さまの土地活用ニーズに最適な建物配置計画を簡単に行うことができるシステムです。
計画予定地(敷地)の建築基準法に基づく法令診断から配置プランの作成、室内のインテリアコーディネート、ご提案書・プレゼンボードの作成までの総合的な作業を行い、お客さまに建物の総合的なイメージをリアルにつかんでいただくことができます。
建物は、規格化されたパターンの組み合わせで、数万通りのバリエーションがあり、商品シリーズやデザイン、階数、並び数、階段位置などの条件を設定することで、部品を組み合わせて自動的に建物モデルを組み立てることができます。

土地活用計画支援システム1

土地活用計画支援システム2

土地活用計画支援システム3

土地活用計画支援システム4

土地活用計画支援システム5

土地活用計画支援システム6

土地活用計画支援システム7

平成13年度案件~現在もバージョンアップ中
発注元:東建コーポレーション株式会社殿
開発:TIS 中部事業部
Top

8. 中学校技術家庭科教材(3Dものづくり)

中学校の技術家庭科において、「ものづくり」の実習で使用する設計支援ソフトです。
日常生活の中から課題を発見し、ものづくりに結び付ける“課題解決型学習”のメニューになっており、作るものが決まったら、画面上で試行錯誤を繰り返しながら、設計することができます。
また、設計した作品は、3D画面上で色を変えてみたり、小物を配置してみたり、実際に使用している状態を、いろいろな方向から確認することができます。
最後に、部品図や木取り図を印刷して、そのまま実習に移ることができます。

中学校技術家庭科教材1
家の中のいろいろな場所で課題を発見していきます。

中学校技術家庭科教材2
部屋の中で、課題を解決したい場所(整理したい場所)にマウスを持っていくと、
本立てや小物スタンドなどで整理後の状態が表示されます。
自分の家の状態を思い浮かべながら、作りたい作品を選んでいきます。

中学校技術家庭科教材3
棚板や仕切り板を追加したり、長さや高さを変えたりしながら、作品を設計していきます。
使用する木材は木取図として表示され、与えられた材料で作成ができるかどうか確認しながら進められます。

中学校技術家庭科教材4
作成した作品に色を付けてカラーリングを検討したり、本などの“物”を配置して
実際に使用している状態を画面上で確認したりできます。

中学校技術家庭科教材5
木取図・部品表・工程表を印刷し、実際の木材加工を始めることができます。

平成13年度案件
発注元:開隆堂出版株式会社殿
開発:TIS 中部事業部
Top